大好評いただいております3月10日、二条城での朗読芝居のご案内です。
障害者手帳提示で本人と介助一名まで全額返金致します。
チケットぴあでの購入が難しい場合、川口までご連絡ください。代理購入のご案内を致します。090-8434-9984
人との出会いが今回の作品との出会いになりました。
言葉にならない感情が涙になります。
その瞬間に 会いに来てください!
【朗読芝居】拝啓、未来から...
主演/柴田 進・川口 育子
演奏/セーンジャー
(馬頭琴奏者/音楽監督/大学講師/俳優)
出演/本間 英一郎(アテンド)
一部:拝啓、未来から...
二部:因果(もうひとつの)拝啓、未来から...
【後援】京都府/京都府教育委員会
京都市/京都市教育委員会/京都新聞
日時/2018年3月10日 午後3時
場所/世界遺産 元離宮二条城
重要文化財 二の丸御殿 台所
スマホ専用
http://md-ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1757278
販売/チケットぴあ
入場券/¥6,500(入城料込/税込)
整理番号付自由席:12月20日午前10時発売
【受付時間】
本チケットは二条城の入城料を含みますが、入城できるのは午後1時〜
舞台開場は2時15分〜2時55分迄
※注)途中入場はできません
原作/脚本/監督:山本 真弓
企画/運営:Nana Project
【第二話がついに完成】
拝啓、未来から...(朗読芝居)
【見どころ】
モンゴルが誇る孤高の楽器・馬頭琴は
二本の弦から響く彼の卓越した演奏で
聴く人の心を奥底から揺さぶります。
【97%視力を失った主演】
第二話で主役を務める川口育子は網膜色素変性症という難病をもち、それは今健常者の3%しか見えない全盲になる確率が高い病気です
私は彼女専用の台本を用意せず彼女の台本を演者全員に渡したのは、見えないことの中に見えるもの以上の心遣いや思いやりが伝わるからです
見なくていいものを見てしまうのは見えてしまうからでしょう
眉間の皺もしゃくりあげた顎も
見えないほうが幸せなことは
本当に多い、そう思う昨今。
ストーリー<拝啓、未来から…>
一流大学を卒業後、小説家を目指すススムは、初版が売れたことで威張り散らしていたため、イブや正月を一緒に過ごす仲間も恋人もおらず、自由の中で不自由に生きていた。
2013年イブ、装飾に置かれた手帳を勝手に持ち帰ったことから物語は始まる。「この日記は私のものだ」と突然あらわれた女の文字は、書きかけのそれと同じ筆跡だった。
彼女は、ススムの新作を読んでいると言う。
混乱したススムは、今は西暦何年か尋ねると、彼女がいる世界はススムの1年先で、ススムはベストセラー作家らしい。
未来を見せてくれる彼女との出会いでススムは変わり始めるが、それでも小説は諦めようとしていた。
長い入院生活を送る彼女に死期が迫っていると知ったススムは会う約束を交わすが、彼女は来なかった。病院で聞くと確かに入院していたらしく、すでに1年前亡くなっていた。
昨日まで確かにいた人は誰だったのか。過去と未来が現実に一致しないまま歳月だけが流れ、その日を境に白紙の頁が時計の針を止めた。
ススムは彼女の言葉を何度も読み返し、この出会いを小説にしようと決意する。
小説は彼女の予告通りベストセラーになり、映画化の知らせにススムの心は光り輝く。
監督は・・・彼女だった。
<因果(もうひとつの)拝啓、未来から…>
故郷を離れ、一人で生きる育子は昔、事故で視力を失った。社会の風当たりは冷たく、孤独が彼女を我慢強くさせたが、馬頭琴を弾く男性との出逢いで別の世界を見ることになる。
男性から古いテープレコーダーをもらった育子は、自分の声を録音し自分を励ますが、内容はすべて虚構の自分であり、理想という幻に過ぎなかった。その男性の前でも虚構の自分を見せたことで、あり得ないことが起こる。
その日も偽りを当然のように録音、再生したとき、誰にも知られたくない自分を知る別の声が彼女を奈落の底に突き落とした。停止ボタンは操作不能、レコーダーを激しく叩く手は、真っ赤に腫れていた。録音を開始した時刻は午後8時、錯乱から覚めたときの時刻も午後8時__現実と幻の世界は、同時に起こる鏡面世界。
育子は声の正体を知るため、自分しか知りえない事実、母が映画監督だったことを録音した。
再生から聴こえる"私の祖母は映画監督"という声は、育子が未来で授かる子供だと名乗る。映画の完成を待たず、事故でこの世を去った母には、忘れられない恋人がいた。未来の子供との再会で甦る過去が第一話の謎に迫る。
http://www.nana-project.jp/